【ワールドクラスのオンサイト(一社)研修】
PMに求められるリーダーシップ・マネジメントスキル

コース番号:326Z
標準学習時間:2日間
形態:ワークショップ
PDU:14PDU (Ways of Working: 6PDU, Power Skills: 8PDU, Business Acumen: 0PDU)

研修コースの概要

ビジネスの世界では、環境・業務・組織の文化・部下の特質の違い等に左右されない普遍的な、中核(コア)となるマネジメント・リーダーシップスキル群(セット)が存在します。その知識を学び、実践化を継続すれば誰もが「効果的なマネジャー」に成長することができます。中核スキル開発のために不可欠な下記の要件を掘り下げ、実践化する力とマインドを構築します。

Project Management Institute

この研修では次のスキルが習得できます

  • リーダーシップとマネジメントの本質的な違いを認識する(2つの異なる行動体系と機能と責任を一人の人間としていかに実践するか)
  • ミッションを基盤とした顧客視点とステークホルダーとの信頼関係を構築する(これがリーダー・マネジャーとしての大事なスタンスの構築・価値貢献・ビジネスゴール達成に直結する)
  • マネジャーの具体的な行動モデルを認識し実践する(担当者・スペシャリストの時と何が違うのか、個々の役割を関連付けし、さらに自分の行動規範を考え、業務の優先順位付けを時間管理から意図の管理に移行する。常にプロアクティブに行動する思考を培う)
  • チームメンバーのモチベーションとエンゲージメントを高める(動機付けの基本的実践手法、変革の中のリーダーシップを認識し、コミュニケーション能力・コーチング能力を高める)
  • 人を育てる権限委譲方法を習得する(自分がリーダー・マネジャーとして力量を発揮し、同時に部下をプロとして育成するカギ)
  • チームとチームワークを構築する(上記の全てを活用してチーム構築が可能となる)

この研修の対象者

現在マネジャーとしてチームを率いている方、又は今後リーダー、マネジャーとして成功する為のスキルを身につけたい方。

コース内容

(1) リーダーシップとマネジメントの相違を認識し実践活用する

  • 1人のリーダー・マネジャーが2つの行動体系を実践的に使いこなす基盤を整える
  • 2つの行動体系の定義を行い実際の事例を関連付け行動習慣構築の準備をする

(2) 優れたリーダーシップ・マネジメント力発揮の基盤を整える

  • 顧客とミッション、顧客のサクセス、価値貢献の基盤となる顧客の潜在的欲求・ニーズを特定・定義してチームの方向性を明確化する
  • リーダー・マネジャーとしてビジョン作りのヒントを得る
  • 自分の関与するステークホルダーの立ち位置と影響度を特定し、関係をマッピングする
  • ステークホルダーとの信頼を構築する相互期待の分析とすり合わせの具体的行動計画を立て、信頼の基盤を構築する

(3) 卓越したリーダーシップ・マネジメント力発揮のための役割モデルを認識・活用する

  • 専門家意識から真のリーダー・マネジャー意識へ移行する
  • 時間管理から意図の管理への移行と適切な業務の優先順位付け方法を習得する
  • リーダーシップ+マネジメントの役割モデルと自分の業務をどのように関連付け、今後どのようなスキル開発が必要か認識する
  • 自分に適したリーダー・マネジャーの役割モデルを自ら開発する

(4) メンバーにパフォーマンス達成の動機付けを行う

  • 基本となる動機付け理論を理解する
  • 実践的動機付け手法を議論・事例研究する
  • 上司と部下の人間関係の重要性を認識する
  • 変革の中のリーダーシップの重要性を理解し実践の準備をする

(5) 権限委譲の技術

  • 効果的な権限委譲を行い、ビジネスゴールを達成し、部下の育成、能力開発を遂行する環境作り、自らの行動振る舞いを認識する
  • リーダー・マネジャーの役割モデルと関連させ、権限委譲の重要性2点を認識し、実践化の準備をする
  • 実証済みの4段階の権限委譲のプロセスを演習により習得する

(6)チーム構築を行いビジネスゴールを達成する

  • グループダイナミックス・チームダイナミクスのエンゲージメントへの影響を理解する
  • チームの定義を確認し、ハイ・パフォーマンスチーム構築の要素を理解する
  • チーム構築のフレームワークと具体的な構築方法例、フィードバックループ、人間関係の確立を認識する
  • 対人関係・コミュニケーション・業務実行の3層構造を本研修の序章から第4章までの学習内容に関連付け理解の確認を行う

(7) オプション演習・行動習慣構築ワークショップ

  • 序章から第5章までの学習内容を反芻して、翌日から早速実践化して行動習慣を構築する作業を行う
  • 優先順位をつけて、行動習慣化するべき項目を挙げる
  • グループ内で相互評価・アドバイスを共有し合う
  • 上司からどのようなサポートを得るかを決定する
  • 最終的行動習慣化プランを発表する