2021.11.08  【責任編集】ラーニング・ツリープロジェクトマネジメント に必要なスキルと手法

「プロジェクトマネジメントを取り入れたい」
「プロジェクトマネージャーを育成したい」
「将来的にプロジェクトマネージャーになりたい」

日々のプロジェクトを推進する中でさまざまなニーズが生まれていきます。上記のニーズを満たすにはまず、プロジェクトマネジメントに必要なスキルと手法を知りましょう。

今回はプロジェクトマネジメント初心者に向けて、必要なスキルと手法について解説します。大まかな概要だけでも掴んでおくと今後の対応がスムーズになるので、ぜひ参考にしてください。

プロジェクトマネジメントに必要なスキル

それではまず、プロジェクトマネジメントに必要なスキルから解説します。以下のスキルはプロジェクトマネジメントを導入したり、プロジェクトマネージャーを育成する(になる)ために欠かせない最低限のスキルです。

ロジカルシンキング(論理思考)

ビジネスではよく「ロジカルシンキングが大切」と言われますが、プロジェクトマネジメントはことさら欠かせないスキルです。ロジカルシンキングとは「物事を順序立てて考える力」であり、さまざまな要素が複雑に絡み合うプロジェクトマネジメントでは第一に必要なスキルと言えます。

ロジカルシンキングの重要性は特に「問題解決」に現れます。プロジェクトでは問題発生が日常茶飯事であり、スケジュール通りに運ばないことを前提に考えなければいけません。その際に「問題をいかに素早く解決できるか」がプロジェクトの質を決めるため、ロジカルシンキングで問題の原因特定と解決案の策定を速やかに実行する必要があるのです。

コミュニケーションスキル

プロジェクトのマネジメント・リーダークラスになるとコミュニケーションスキルも欠かせません。社内のメンバーだけでなく社外関係者と交流する機会も多くなるため、コミュニケーションはもはやビジネスの一部となります。

コミュニケーションスキルとは言い換えれば「情報共有能力」です。相手に正しい情報を送り、正しい情報を受け取り、これらの作業を可能な限りスピーディに行います。さらに、良好な人間関係を築きプロジェクトを円滑に進めるための能力も含まれます。

マネジメントスキル

プロジェクト「マネジメント」ですから、当然ながらマネジメントスキルも大切です。管理対象はプロジェクトの進捗やタスク、部下など多岐にわたります。

ただし最近では、プロジェクトマネジメントの負担が集中すると生産性が落ちるため「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)」なる支援組織を結成して、プロジェクトマネージャーのサポートをするケースも増えています。

とはいえ管理作業がなくなるわけではないので、やはりマネジメントスキルは欠かせません。

目標管理スキル

プロジェクトマネジメントでは目標達成をKGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)などを用いて管理します。これらの指標はうまく連携し、なおかつプロジェクトの本質に絡んでいるものでなければいけません。

目標管理スキルとは、KGIやKPIを単位管理するのではなく「KGIとKPIを正しく設計してプロジェクト推進を助ける」役割もあります。

情報収集スキル

ビジネスは変化の連続であり、それはプロジェクト推進中でも変わりありません。昨日まで当たり前だったことが今日も当たり前とは限らないのです。そのため情報収集スキルもプロジェクトマネジメントに欠かせません。

また、政治情勢や技術情報など社会的な情報だけでなく「社内外の動き」に対する情報収集スキルも重要です。どうすればプロジェクトを円滑に推進できるかを情報収集によって把握する必要があります。

説明するスキル

プロジェクトマネージャーの立場になるとクライアント企業の担当者に色々な説明を行います。しかし担当者が当該プロジェクトの専門家とは限らないため、深く理解できるよう説明しなければいけません。

従って説明するスキルも重要であり、社外関係者とコミュニケーションを取るようになるほど欠かせないスキルとなります。

プロジェクトマネジメントに必要な手法

続いてプロジェクトマネジメントに必要な手法を解説します。細かい手法まで挙げれば切りがないので、今回は特に重要な3つの手法を選びました。

WBS(作業分解構成図)

プロジェクト全体を細かい作業に分解した図をWBSと呼びます。わかりやすく言えば、プロジェクトに必要な全てのタスクを最小単位の粒度まで分解したものです。

出典:「WBSの目的とメリット:WBS とは OBPM Neo

「これ以上分解できない」というところまで各作業を分解すると、プロジェクト完了までに必要な工数や時間、コストを細かく計算できます。クライアント企業に予算等を伝える際にも重要な根拠となるので、WBSは欠かせません。

アローダイヤグラム

PERT図とも呼ばれる手法です。プロジェクトでは複数タスクを同時進行するのが基本ですが、タスクごとの関係性に着目してスケジュールを管理するのは簡単ではありません。そこでアローダイヤグラムを使います。

出典:「アローダイアグラムとは?ガントチャートとの違い、そのメリット、使い方・読み方について解説 OBPM Neo

プロジェクトの流れを矢印で、タスクの結合点を図形(上記画像では○)で、さらに結合点に至るまでの所要時間を記載します。複数のタスクが複合的に絡んでいる際のスケジュール管理に有効です。

ガントチャート

縦軸にタスクを、横軸にスケジュールと進捗を記載したスケジュール管理のためのツールです。

出典:「ガントチャートって何ですか? ITmedia @IT

プロジェクト全体の進捗を管理するだけでなく、チーム・個人ごとに割り振られたタスクを管理する際にも有効です。プロジェクト全体の流れと進捗度を直感的に理解できます。

プロジェクトマネジメントのスキルと手法を身につけましょう

組織やチーム、個人に冒頭に述べたようなニーズがあるのならば、今回解説したプロジェクトマネジメントのスキルと手法を優先的に身につけてください。独学は難しい場合も多いので、セミナーや研修への参加をお勧めします。

ラーニング・ツリー・インターナショナルでは「組織やチーム、個人が目指すプロジェクトマネジメント」に合わせた研修を実施しておりますので、ぜひご確認ください。

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