2025.08.04
【責任編集】ラーニング・ツリー
これからPMP®試験を受験する方へ ~ 合格への道とキャリアの広がり
「プロジェクトマネージャーとして成長したい」
「キャリアの武器になる資格を取りたい」
そんな思いを持つ方にとって、PMP®(Project Management Professional)は、世界的に高く評価される資格です。この記事では、これからPMPを目指す方に向けて
- 試験対策のポイント
- 学習量と最適な受験時期
- 資格取得後のキャリア活用
をまとめました。
PMP®とは?|世界標準のPM資格
PMP®は、米国PMI(Project Management Institute)が認定するプロジェクトマネジメントの国際資格です。
世界200か国以上、140万人超が保有しています。
PMBOK®(Project Management Body of Knowledge)をベースとしており、IT、製造、建設、金融など、様々な業界で評価されています。
近年は「Predictive(予測型)」だけでなく「Agile(アジャイル)」の内容も試験範囲に含まれ、幅広いPMスキルが問われます。
試験概要
試験時間:230分(約4時間)
問題数:180問(選択式)
出題分野:
People(チームマネジメント)
Process(プロジェクトマネジメント手法)
Business Environment(ビジネス環境理解)
合格基準:正確な合格ラインは非公開(全体で約60~70%程度の正答が目安)
試験形式:オンラインまたはテストセンター
1.PMP®試験対策のポイント
① PMBOK®ガイドを押さえる
試験はPMBOK第7版も参照されますが、第6版までのプロセス理解も依然重要。
プロセス群(Initiating, Planning, Executing, Monitoring & Controlling, Closing)を体系的に理解することが鍵。
② アジャイルは重要
試験の約50%がアジャイル関連とも言われるほど比重が増加しています。
Scrum, Kanban, Hybrid Approachesの基本を必ず押さえましょう。
③ 模擬試験は必須
模試を繰り返すことで、試験形式や長丁場に慣れる。
目標:7~8割の正答率を安定して取れる状態を作る。
④ 用語と定義を徹底暗記
PMBOKには独特の用語が多数登場。微妙な意味の違いで引っ掛け問題が出やすい。
「Output」「Tool」「Technique」の使い分けにも注意。
2.学習量と最適な受験時期
PMPは試験範囲が広大。目安として:
学習経験 | 必要学習時間 | 最適な受験時期 |
PM実務経験豊富 | 150~200時間 | 学習開始後3~4か月以内 |
PM未経験~浅い | 250~300時間 | 学習開始後5~6か月以内 |
ポイント
学習完了から1~2か月以内に受験がおすすめ!
記憶が新鮮なうちに挑む方が合格率が高い傾向。
と言えます。長期間空けると知識が散逸し、再学習の負荷が大きくなります。
3.PMP®取得後のキャリアの広がり
PMP取得は単なる「資格取得」で終わりません。キャリア形成で大いに役に立ちます。
・年収アップの可能性
PMIの調査では、PMP保有者は非保有者に比べて平均で16%以上年収が高いとの結果が。
・業界・職種の幅が拡がる
IT、製造、建設、コンサルなど、プロジェクト型業務の多い業界で需要が高い。
海外案件や外資系企業でも評価が高く、グローバルキャリアに直結。
・プロジェクト成功率の向上
学んだ体系知識を使い、計画・リスク管理・チームビルディングなどあらゆる場面で即活用。
PMP取得は簡単な道ではありません。確かな努力は将来のキャリアを切り拓く大きな武器になります。
・着実に学習を進める
・模擬試験で実力を測る
・試験後は実務への活かし方を考える
これらを意識して、ぜひ合格を勝ち取ってください!
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是非、ご活用ください。
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