スクラムを利用したアジャイルプロジェクトマネジメント

コース番号:394L
日数:2日間
形態:ワークショップ
PDU:14PDU (Ways of Working: 12PDU, Power Skills: 0PDU, Business Acumen: 2PDU)

研修コースの概要

このコースは、リアルなアジャイルプロジェクトのシミュレーションをベースにした実体験型のコースです。ソフトウェア開発プロジェクトにおける計画、見積り、追跡、コントロールについての知識と実務的なスキルを習得できます。複雑なプロダクト開発のためのアジャイルフレームワークの1種であるスクラムの基礎を学びます。スクラムガイドで定義されているスクラムの成果物、タイムボックス、ルールを学習します。さらに、アジャイルプロジェクトマネジメントで成功するための確立された技法も習得できます。

このコースを通して、次のスキルが習得できます。

  • アジャイル開発手法を使って短期間で高品質のソフトウェアシステムや製品を開発する
  • アジャイルの価値と原則を適用して不確実性とリスクを緩和する
  • ビジネスの具体的な運用ニーズを満たすためにスクラムフレームワークを適用する

  • Project Management Institute
開催日程
  • 2020/9/28(月)-29(火)
    (早割適用締切:8/28)
時間 9:30 - 18:00
料金(税抜)
  • (早割) 111,600円
  • (通常) 120,000円
※価格表示は税抜です
会場 弊社 神保町 セミナールーム »

この研修の対象者

プロジェクト・マネジャー、プログラム・マネジャー、ソフトウェアアーキテクト、システムアナリスト、チームリーダー、開発者など、スクラムやアジャイル手法を習得したい方々。

コース内容

アジャイルであること:価値と原則

  • アジャイル開発とは何か?
  • プロジェクトマネジメントに対するアジャイルアプローチ

アジャイルの実践:スクラムのフレームワーク

  • スクラムとは何か?
  • スクラムの役割
  • プロダクトオーナー
  • スクラムマスター
  • 開発チーム
  • スクラムのイベントと成果

要件とソリューションを同時に漸進的に変化させる

  • 要件管理
  • ストーリー
  • 受け入れテスト駆動開発
  • 優先順位と順序付け

機能サイズの見積り

  • 機能サイズによる計画
  • ストーリーポイント
  • いつ再見積りするか?

追跡と監視

  • ベロシティ
  • 進捗の見える化

スプリントレビューとスプリントレトロスペクティブ

  • スクラムのワークフロー
  • スプリントレビュー
  • スプリントレトロスペクティブ

演習の内容

このコースでは、下記の演習を行います。

  • 誰がプロダクトオーナーか?
  • スクラムイベントと実地主義のプロセス理論
  • カバーストーリー・ビジョン
  • プロダクトオーナーゲーム
  • ベロシティと計画
  • レトロスペクティブのアクティビティ―習熟マトリクス

担当講師のコメント

アジャイルは既に15年の試行錯誤を経て、現在に至っています。この開発手法が目指しているのは、変化や変更といったリスクに耐えていく開発方法ではなく、そのリスクに柔軟に対応していく開発方法、と言えます。ある側面では、計画の段階から積極的にリスク要因を取り込んでいく方法、と言えないこともありません。

このコースでは、こういった視点からアジャイルを考え、ディスカッションや演習などを通して、これからのプロジェクトに適用していく方法を模索します。従来の考え方に捕われない自由な発想を試してみましょう。

受講者の声

「期待以上。教科書的な内容(ノウハウや定義の紹介)でなく、原則・価値観についてインストラクターが強調しており、その点が強く印象に残った。アジャイルの原則、本質を理解できた。」

「アジャイルの原則を理解することができた。今までアジャイルの良さだけを耳にしていたが、使うべきシーン、気をつけるべき内容が分かって良かった。」

「スクラムの重要な部分が説明されていたので、アジャイル(スクラム)初心者向けにはとても良い研修だと思った。」

「アジャイル開発の目的・手段について、網羅的に説明していただけたので、一通りの知識、自分の知らない部分が確認できた。」

「アジャイル開発の考え方、利点、現状との比較など良いところを取り込むことで効果が出せそうと思う。」

「アジャイルに対する、あいまいなイメージや否定的な考え方に対して、正しい理解をもって説明ができるようになったと思います。また、顧客にこそメリットがあると理解できました。」

「コース内容だけでなく、関連する知識やノウハウ、講師自身の経験談などプラスアルファの話がたくさん含まれていた。」