2021.07.08  ラーニング・ツリー・インターナショナル【5分でわかる】プロジェクトマネジメントとは

「プロジェクトマネジメント」はあらゆるビジネスに精通するビジネス成功の手段です。

とりわけソフトウェア開発の現場ではプロジェクトマネジメントの重要性が叫ばれており、多様な手法が存在します。

今回はわかりやすく、プロジェクトマネジメントの概要を解説します。

そもそもプロジェクトマネジメントとは

文字通り「プロジェクト全体の管理」を意味します。ですが、一言で説明できるほど単純なものではありません。

プロジェクトマネジメントでは、プロジェクトの実行方法論、全体計画、進捗管理、監視・コントロールなど実にたくさんの要素を積み上げ、一つのビジネスを完成させていきます。

プロジェクトの立ち上げから完結に至るまで細部まで気を配ったマネジメントが必要です。

PMBOKとは

プロジェクトマネジメントにおける世界的な標準手法となっているのがPMBOKです

「Project Management Body of Knowledge(プロジェクトマネジメントの体系知識)」の略で、プロジェクトマネジメントに欠かせない10個の知識エリア、5つのプロセス、そして3つのゴールが定められています。

10個の知識エリア

  1. インテグレーション・マネジメント(総合管理)
  2. スコープ・マネジメント(範囲管理)
  3. タイム・マネジメント(計画管理)
  4. コスト・マネジメント(予算管理)
  5. クオリティ・マネジメント(品質管理)
  6. ヒューマンリソース・マネジメント(人材管理)
  7. コミュニケーション・マネジメント(情報共有管理)
  8. リスク・マネジメント(危機管理)
  9. プロキュアメント・マネジメント(調達管理)
  10. ステークホルダー・マネジメント(関係者管理)

5つのプロセス

  1. イニシエーティング(開始)
  2. プランニング(計画)
  3. エクスキューティング(実行)
  4. コントローリング(監視・管理)
  5. クロージング(集結)

QCD(品質Quality 、費用Cost 、納期Delivery)とは

QCDはソフトウェア開発に限定されず、多くのビジネスシーンで耳にする言葉です。

PMBOKではQCDを3つのゴールとして定め、各目標を達成するべく前述した10個の知識エリアと5つのプロセスを駆使しながらプロジェクトマネジメントを実行します。

プロジェクトマネジメントの代表的な手法

プロジェクトマネジメントには実に多様な手法があります。ここではその中で、特に知っておいて欲しい代表的な手法をご紹介します。

CCPM

「Critical Chain Project Management(危機的連鎖プロジェクト管理)」の略。

プロジェクトにおける各工数の完了時間をギリギリに設定し、スケジュール全体における残り時間を「プロジェクト・バッファ(余裕)」として管理します。

各工程の進捗状況に応じてプロジェクト・バッファから時間をスライドさせ、プロジェクト全体のスケジュール管理を行いやすくする手法です。

PPM

「Project Portfolio Management(プロジェクトポートフォリオ管理)」の略。

ビジネスでは通常、複数のプロジェクトが並行して走っているので複数プロジェクトを統括して管理するための手法です。

一つのプロジェクトだけでなく全体を見渡すことで、社内リソースの配分を効率的に行えます。

P2M

「Project & Program Management(プロジェクト& プログラム管理)」の略。

大きなビジネスを完遂するには複数のプロジェクトが密接に関わっており、各プロジェクトがビジネスに与える影響を考慮しながら全体を管理するための手法です。

WBS

「Work Breakdown Structure(作業分解図)」の略。

プロジェクトからタスクを分解し、さらにタスクを作業単位まで分解したリストです。作業の優先順位を考慮しながらプロジェクトの実行方法論を組み立て、効率良く3つのゴールを達成するための道のりを可視化します。

作業単位の完了予定時間を積み上げることで全体のスケジュールも把握できます。

PERT

「Program Evaluation and Review Technique(プログラム評価とレビュー)」の略。

プロジェクトの工程ごとにかかる作業時間や日数を明確にするための手法です。プロジェクト工程を記号と線で繋げたり、分岐させたりすることで全体の流れを共通認識のもと把握することができます。

プロジェクトマネジメントに必要なスキル

プロジェクトマネジメントの責任者(プロジェクトマネジャー)には、高い「論理思考能力」と「コミュニケーション能力」が求められます。

つまり、エンジニアでありながら周囲とのコミュニケーションを円滑に取れる方は、プロジェクトマネジャーに向いています。

「論理思考能力」はプロジェクト全体を俯瞰しながら必要なプロセスやタスクに分解し、それを積み上げながらプロジェクトスケジュールを組み立てる力です。

「コミュニケーション能力」はプロジェクト全体のステークホルダーを様々な調整を取りながら、プロジェクトが円滑に進行するようサポートする力です。

いずれも昨今のビジネスパーソンに強く求められている能力であり、プロジェクトマネジジャーを任されることはビジネスパーソンにとって一つのステータスだと言えます。

このため、プロジェクトマネジャーを育成することは会社にとって非常に大きな資産になり得ます。

まとめ

今回はプロジェクトマネジメントの入口として、その概要をシンプルに解説しました。実際のプロジェクトマネジメントは実に奥が深く、ソフトウェア開発の現場だけでなくあらゆるビジネスで重視されています。

皆さんもこの機会に、プロジェクトマネジメントの学習やプロジェクトマネジャーの育成などに、ぜひ取り組んでみてください。

リンク

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【公開講座・オンラインライブ研修】プロジェクトマネジメント:成功のための技能│ラーニング・ツリー・インターナショナル (learningtree.co.jp)

【公開講座・オンラインライブ研修】上級プロジェクトマネジメント│ラーニング・ツリー・インターナショナル (learningtree.co.jp)

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