ソフトウェア開発を成功させる
ユーザー要件とシステム要件
コース番号:297U 3日間
研修コースの概要
要件のとりまとめは、あらゆるソフトウェア開発プロジェクトの要です。このコースでは、明確に定義されたプロセスを使用し、ソフトウェア要件を把握するために必要な知識とスキルを習得します。ユーザーとシステム要件を指定し、プロジェクトの規模にプロセスを合わせ、要件モデルに品質テストと一貫性テストを適用することを学びます。
この研修の対象者
ソフトウェアシステムの要件を、イニシアチブをとって作成、指揮、設計、テストまたは管理する方々を対象としています。UML使用経験は特に必要ありません。
ソフトウェア以外の開発環境でユーザー要件を特定する責任を負っている方はコース252E「ユーザー要件の識別と確認:プロジェクト成功へのカギ」をお勧めします。
スケジュール
第1日
プロジェクトオリエンテーション
- 要件エンジニアリング
- 要件のアプローチ
ユーザーストーリーとシナリオ:ユースケースの簡略版
- ユースケースの基本
- 簡略版ユースケースの作成
機能要件の精緻化とユースケースの構造化
- 繰り返しプロセス
- 略式ユースケースの要素
第2日
機能要件の精緻化とユースケースの構造化(続き)
- 完全版ユースケースの作成
- アクティビティー図の作成
- ユースケース図の作成
拡張によるユースケースの精緻化
- ユースケースの拡張
インタフェース要件の獲得
- インタフェースモデル
第3日
データ要件の獲得
- データモデル
非機能要件の獲得
- 非機能要件
- プロジェクト要件
- プロセス要件
要件の妥当性確認とテストシナリオの作成
- 妥当性確認
- 静的手法
- 動的手法
- テスト手順
コースのまとめ
- 要件開発技法
- 手法の職場への適用
実習の内容
インタラクティブなグループ実習を通して、要件開発の一連の活動を確認し、実践に活用できるようにします。
- 要件記述はなぜそれほど難しいか
- プロジェクトマネジャー会議
- 簡易版ユースケースの作成
- 要件引き出し会議
- ユースケースの完全版の作成
- 画面フロー
- データエンティティーと属性
- 非機能要件
- 図の妥当性確認
担当講師のコメント
失敗したプロジェクトの失敗原因を調べると、要件の不備に起因するものが多く見られます。また、要件レベルの不備が、開発の後半になって発覚すると、その対応のための作業は膨大なものとなります。いわんや運用に移行した後に要件移管する問題が発生した場合、ビジネスに重大な影響を与えることもあります。このような事態を引き起こさないためには、要件開発のプロセスを正しく理解して適切な手法、技法を適用し、ポイントを抑えて要件開発を行うことが重要になります。
本コースは、3日間で要件開発の重要なプロセスとポイントの中で優先度の高い部分に関する知識やスキルを体得する他に類を見ないコースと言っても過言ではありません。
コースを通して、リアルなユーザー要件環境で、広範囲に及ぶPCベースのアクティビティを体験し、ソフトウェア要件モデルの構築を実際に体験します。以下のようなアクティビティが用意されています。
- 会議に参加するビデオシナリオから、ステークホルダーの入力データを把握する
- 主要なCASEツールを使用して、UML図で要件をモデリングする
- リアルなシミュレーション環境で、ユースケースを把握し、構造化および精緻化する
- インタフェースシミュレーションによって、画面のモックアップを作成する
- UML要件のデータモデルを作成する
- IEEE標準チェックリストを使用して、要件の妥当性を確認する
- 実世界のユースケース文書のインスペクションを実行する



