不確定な状況下でプロジェクトを成功させる
リスク・マネジメント
コース番号:252N 3日間
研修コースの概要
この上級プロジェクト・マネジャー向けの研修コースは、プロジェクト管理に於いては、準備プロジェクトから始まって、プロジェクト計画の立案、組織作り、プロジェクト実行、完了、成果物納入に至る全てのフェーズでリスクが発生するという実践的な事実に基づいて開発されています。リスク識別の手法、リスクの定性的な又定量的な分析、リスクに対処する手法と戦略、コンティンジェンシー計画、二次リスクに対する対処法等を、実践的に学習します。
さらに、不十分な情報下で考えられるリスクを査定しながら、利益を最大にする(損失を最小にする)マネジャーの意思決定法とその戦略に関しても詳しく検討します。
この研修の対象者
基本的には、ITSSのレベル4以上の方々を対象にしていますが、初歩のプロジェクト・マネジャーも、またベテランのプロジェクト・マネジャーにも同様チャレンジングな手法や課題が用意されています。問題が起きてからその始末に奔走するより、プロジェクトの上流工程から前向きにリスクに積極的に立ち向かう姿勢が打ち出されています。
「より複雑で大きなプロジェクト」、「業界でも、我が社でも初めての技術分野」、「手がけた事の無い企業分野、初めての顧客、文化の違う企業体との共同プロジェクト」等におけるリスク識別から始まるリスク管理の全体に関して、幅広いプロジェクト・マネジメント層を対象にしたトピックを網羅しており、さらに実践的な演習を用意したコースです。
スケジュール
第1日
概要
- プロジェクト計画
- リスクに関する基本的な質問
個人のリスク認識度の判定
- 数学的概念
- 心理学的概念
- 自身のリスク認識度
プロジェクトにおけるリスクの識別
- リスクの識別
- リスク源とチェックリスト
- 原因と結果
第2日
定量・定性手法を用いたリスク分析
- 統計とリスク
- 受容できるリスクと受容できないリスク
- 定量ツールと手法
リスク対応戦略の策定
- リスク対応策の経費を正当化する
- リスクの回避・受容・軽減・転嫁
- シミュレーション
第3日
リスクの査定に基づいた意志決定
- 確実性のない状況における意思決定
- ペイオフ表
- 意志決定戦略
リスク・マネジメントを正しく行う
- RMPを用いたプロジェクトマネジメント
- リスクに強いプロジェクト文化の確立
実習の内容
実習は全て、実務に立脚した種々のケース・スタディーに基づいて行います。数人から成る研修者チームでのディスカッション、さらに実習結果の発表と質疑応答を頻繁に行います。
本番のプロジェクト・マネジメントのマイクロコズムとして設定されており、これにより、リスク管理に焦点を当てる事に加えマネジャーとしてのリーダーシップや制約された時間内で成果物を作成する手法等も身につけます。
- リスクのないプロジェクト計画
- リスク査定チーム
- 複雑なプロジェクトのリスク項目の識別
- 顧客との契約と契約文書に関するリスク
- リスク発生確率と影響の査定
- コンティンジェンシー計画
- シミュレーション・ツールを使って
- 不確定要素に対処する
- 複雑なプロジェクトでのマネジャーの意思決定に役立てる
担当講師のコメント
国内のみならず、欧米で幾多のプロジェクト・マネジメントやライン・マネジメントを長年経験した講師が、成功したプロジェクトの秘訣や、失敗した原因等を基にして、リスク・マネジメントの真髄に触れる中級と上級プロジェクト・マネジャー向けの研修です。


